2015年04月02日

4/15発売『別冊ele-king』に、シーナ著『YOU MAY DREAM』についての文章を寄稿しました。

あの日から、もうじき二ヶ月になります。

4月15日に発売される 『読書夜話 - 音楽ファンのためのブックガイド 』(ele-king別冊)に、「ロックの"夢見る力"は無限大 シーナ『YOU MAY DREAM』を再読する」という題の文章を寄稿しました。

私が書いたのは、「書評」とか、「随筆」ではなくて、ただ、シーナさんの本のことを書きたかった、それだけです。
でも、今回ほど、書かせてもらえたことを「ありがたい」と感じたことは、これまでなかったように思います。
(編集長の松村正人氏、『ele-king』誌、ありがとう! 感謝してます。)



とにかく、『YOU MAY DREAM  〜ロックで輝きつづけるシーナの流儀〜』というシーナさんのこの本を、本当に必要としている人が、今の日本には沢山いるんじゃないかな、という気がしてならないのですよ。

この本が出たばかりの五年前(『STUDIO VOICE』が休刊したり、『サイキック青年団』が突然打ち切られたりした、あの頃)は、自分(とYUYAさんの)の本が出版されたばかりだったので、この『YOU MAY DREAM』について、どこかに私が書いてお薦めするという余裕は全然なかったのですが、「今までに読んだことのない、もの凄く新鮮なロックの本」、「シーナさんそのものを感じられる本」、そういう風に私は読みました。(私もROCK'N ROLLの本をずっと書いていましたから、余計に、「もの凄く新鮮」だったのです。)

2010年の元旦、NEW YEARS WORLD ROCK FESTIVAL会場の銀座博品館で、出演バンドの物販のブースで発見して、ビビッときて、すぐにGET。
ちょうど、『ゲットー・ミュージック』を書く際に思いっきりお世話になった(それなしにはあんな風に書き出せなかった)シナロケの『真空パック』のLPジャケット(※白黒写真の方です)を、そのオモテ面にサインをいただきたくて奈良から持参してもいたので、思い切って楽屋へお邪魔しました。
自己紹介をすると、「オオーッ! 本、読んだぜ! 書いてくれてありがとう!」とストレートかつROCKIN'なノリで、あの鮎川誠さんが、長い腕をスゥイングさせるようにご自分から右手を差し出されて、めちゃくちゃ気さくに握手してくださいました。(サイコーでした!)
初めて間近に接したシーナさんは、LAメタルのミュージシャンもかなわないぐらいの、ライオンのたてがみみたいな黒髪に、全身黒で、タイトなワンピースに網タイツ姿。客席からステージを観てる時には、「シーナ!!」って気軽に声をかけたくなる可愛らしい雰囲気なのですが、ライヴの後に楽屋でお会いすると、やっぱり、“普通の人”っていう感じじゃなくて、自然体でも、元々の「気合い」のセッティングからして違うのでしょうか、笑みを湛えて、とてもオープンに迎えてくださっているのに、私は非常に緊張してしまって、何をお話ししたかはまるで思い出せません。
ただ、静かに頬笑みながらこちらを眺めていらした姿が、なんと言えばいいんでしょうか、私自身の「外見」ではなく、「内面」というのか、「全体(性)」というのか、目に見えないものを見つめておられるような印象を受けました。(ほんのわずかな時間だったんですけどね。)
だから私は素朴に、「シーナさんって、霊感とか、強い人なのかな」ぐらいに思っていたのですが、『YOU MAY DREAM』を読んで、「ああ、なるほど」と、実にスムースに腑に落ちました。

あの明けたばかりの年の初めに、シーナさんと鮎川さんに、金色のペイントマーカーでサインをいただいた時の情景は、俺の記憶の中で、永遠に輝き続けています。

SHEENA FOREVER!!!






『YOU MAY DREAM』で読める鮎川誠さんの言葉の数々も、上記リンクの映像での発言と同様、素晴らしいです。(紙数の都合で、『別冊ele-king』掲載の拙稿に引用できなかった言葉も、いっぱいあります。)


シーナ&ロケッツ・オフィシャル・ウェブサイト a.k.a. ロケットウェブ

『ROKKET RIDE』は、聴かないと損するぐらいの、ヤバいロックアルバムです。まず、いきなり1曲目の頭の出音から、ラウドだし。(録音されてる音質もいいんですよ。さすが、ビクター!)曲も演奏も詞も、アルバム全体通して、とにかくイイです!
(自分が好きになってしまった、去年に出たアルバムで言うと、SWANS『To Be Kind』も、GUILTY C. 『Downpour Shammer』も、ガンジー石原&糸車『わからずやのコンコンチキ号漂流記』も、どの作品も、私は全体を通して好きなのですが、こういう、完全にアンダーグラウンド系の、独得のクセと誠実さがあって、個性が際立っている完成度の高い音楽と比べても、尖り方やエッジ、そして音、ヴァイブスやフィーリングで負けてるかっていうと、凄いことに、全然、シナロケは負けてないんですよね。シナロケはシナロケで、【貫き通している】ことがわかります。100パーセント、全身全霊で「ROCK」してるし。『ROKKET RIDE』を聴けばはっきりします。微塵も"大御所"ぶってないしね。むしろ、イカツイぐらいの、真っ正面から勝負を賭けたROCKアルバムですわ。DVD付きがお薦めです。あと、B面に「電撃BOP」が入った別売りのシングルも最高です。)

あっ、もうこんな時間?
関東地区の人らは、もうじき(4/2の午前3時から)、シナロケのライヴ、深夜にフジテレビでやるそうですよ

posted by DJ楢山節考 at 03:01| 日記 | 更新情報をチェックする